2022年1月にITコーディネータ試験に無事合格することができました。あとは、4月に認定申請をして、晴れてITコーディネーターになれます。異業種からの転職で、ITの専門知識など不安がありましたが、合格できて本当によかったです。
今回は、試験の内容や合格までの道のりなどをお伝えしたいと思います。
ITコーディネータとは
ITコーディネータは経済産業省が推奨している資格で、2001年に国家プロジェクトの一環として設けられました。特定非営利活動法人ITコーディネータ協会のITC試験とケース研修を受講することにより、取得できます。
ITコーディネータ(ITC)は、経営者の立場に立って、経営とITを融合し、真に経営に役立つITサービス利活用の推進・支援を行い、IT経営を 実現するプロフェッショナルです。
DX時代における経営革新・業務改革ニーズに合致する戦略的なITサービス利活用のため、新たな役割を担います。
また、これからの時代のイノベーションをリードしていく人財として、ITコーディネータは、幅広い業界から期待を集めています。
ITC資格取得サイトより
要するにITと経営の両方の立場から考え、経営戦略目標をIT利活用によって実現のためのサポートをする役割といえます。
ITコーディネータ試験の対策・勉強方法
試験は4択問題が100問出題され、合格点は公開されてませんが、60~70点がボーダーといわれてます。記述問題はありませんが、試験時間2時間と短めなため、対策が必要です。
試験合格のためにやってよかったことは、【IT経営推進プロセスガイドライン】の読み込みですね。普通の人は4~5回程度、しっかり読み込めば大丈夫とのことでしたが、自分はなかなか頭に入らず、10回以上は熟読しました。
ただ暗記するだけではなく、内容を納得することが重要です。意味を理解し納得していないと、応用問題が全く対処できないため。
ケース研修について
ケース研修では、ある会社の役員という想定で、会社の課題にチームで取り組んでいきます。コロナ前は研修会場で行われていたようですが、2020年からは、完全オンライン開催となりました。※自分の時もオンライン参加。
研修には、年齢も業界も全く違う人とチームになるので、いろいろな意見が出ます。SE・情シスの技術者、ITベンダーの営業、金融機関の方などが参加しておりました。
チーム内でディスカッションし、発表する。そしてまたディスカッションというような感じで、インプットとアウトプットを繰り返し実施します。これはかなり、良い経験になりました。
全6日間の研修と課題提出で修了となります。
ITC試験結果
結果は試験が完了すると、すぐにわかります。
私の受験結果は・・
かなり勉強したつもりでいたのですが、思ったより点数がとれなかった印象でした。試験は、経営系と情報系が選択できるようになってます。ケース研修の先生からのすすめがあって情報系にしましたが、自分の場合は、経営系の方がよかったかもしれません。
最後に・・
冒頭にも記載しましたが、IT経営推進プロセスガイドライン(教科書みたいなもの)をいかに理解するかがポイントでした。プロセスの中で何をインプットして何をアウトプットするか・・。また、過去問も公開されていないため、本当に理解できているのかが不安でしたが、勉強時間は裏切りませんでした。
次も新たな挑戦をしたいと思います。