AWS Cloud Questで日本語版リリースというニュースが入ってきました。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-cloud-quest-jp-is-now-available/
そもそもAWS Cloud Quest自体を知りませんでした。ただ、響き的にゲームを進めて覚えられるのかなと思って見てみると、こんな動画がありました。
基本的な流れとしては作成したアバターの主人公が、AWSを使って街の問題を解決していきます。面白そうじゃないですか?ということで早速やってみることにしました。
目次
AWS Cloud Questとは
実際の AWS アカウントの環境を使用しながら、基本的なクラウドソリューションを構築していきます。ストーリーベースで AWS クラウドの概念、セキュリティ概念、一般的なユースケース、請求モデルと価格モデル、ビジネスへの影響等について学習することが可能です。それぞれの課題毎に「学習」「計画」「実践」「DIY」のフェーズが用意されているので、「学習」「計画」フェーズでサービスや構築するソリューションの内容を身に着けてから、「実践」フェーズを使用して、実際の AWS アカウントでソリューション構築を行い、「DIY」フェーズで「実際に内容が身についたかどうか」のチェックをしながら、AWS の学習を行っていきましょう。「クラウドプラクティショナー」ロールでは、 12 の課題を解きながら 9 つのサービス(Amazon S3, Amazon EC2, AWS Pricing Calculator, Amazon VPC, Amazon DynamoDB, Amazon Relational Database Service, AWS Identity and Access Management, Amazon Elastic File System, Elastic Load Balancing)を、実際の環境を触りながら身に着けていくことができます!
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-cloud-quest-jp-is-now-available/
なるほど。
ようやくここで実際の環境を触りながら学習できることを理解しました。
基本的には有料コンテンツなのですが「AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner (Japanese) 日本語版」は無料とのことなので、今回はこちらにトライしてみます。
「Cloud Practitioner」とは
クラウドの概念の基本的な理解を深め、ソリューションの構築を始めましょう。コンピューティング、ネットワーキング、データベース、およびセキュリティサービスを実際にご体験ください。
https://aws.amazon.com/jp/training/digital/aws-cloud-quest/
となっているようにAWSの基礎、入り口となります。最終的にはここで学習したものはAWS認定資格の取得へと活かすことができるようです。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/
実際の流れ
アバターを細かく設定できたり、もちろん服装も購入したりできます。
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また街中を好きなように動き回れます。ほんとゲームです。
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一番の目的は「12 の課題を解きながら 9 つのサービスを、実際の環境を触りながら身に着けていくこと」なので問題を解決していきます。
説明にしたがっていくと、困っている方に出会い、課題の解決を依頼されます。画面は最初の課題です。
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1.学習⇒2.計画⇒3.実践⇒4.DIY
すべての課題はこの流れで行っていきます。
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3.実践で指示に従いながらAWSを触ります。さらに4.DIYで実際の課題を解決します。
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この流れでDIYができるとクリアになります。クリアすると報酬がもらえて次の課題へ移ります。
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解決する課題
課題は全部で12ありました。AWSとして基礎から学べる内容となっています。基礎とはいえ、使っていないサービスありませんか?
課題 | 対象サービス |
クラウドコンピューティングの基礎 | Amazon S3 |
クラウド、はじめの一歩 | AWS、Amazon EC2 |
コンピューティングの基礎 | Amazon EC2 |
ネットーワークの概念 | Amazon EC2、Amazon VPC |
VPCへの接続 | Amazon EC2、Amazon VPC |
クラウドのコスト見積り | Amazon EC2、Cloud Economics |
はじめてのリレーショナルデータベース | Amazon Relational Database Service (RDS) |
セキュリティのコアコンセプト | AWS Identity and Access Management (IAM)Amazon EC2、 Amazon Relational Database Service (RDS) |
NoSQLデータベースの実装支援 | Amazon DynamoDB |
クラウド上のファイルシステム | Amazon EC2、Amazon Elastic File System |
アプリケーションの自動修復とスケーリング | Amazon EC2、Amazon EC2 Auto Scaling |
高可用なウェブアプリケーション | Amazon EC2、Amazon EC2 Auto Scaling Amazon S3、Elastic Load Blancer |
すべての課題をクリアするとバッチがもらえます。バッチはゲーム内だけではなくcredlyで確認できます。
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ゲームなのか?
課題を解決していくだけ、指示に従っていくだけでバッチの取得という目的は果たせます。ですがゲーム的要素もちゃんとあります。遊べます。
まずはドローン捕獲。ドローンを撃ち落とすシューティングゲーム的な感じです。
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落としたドローンを回収するとクイズが出題されます。なかなか難しかったりします。
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あとはペット集めができます。街中にいろいろなペット?動物が歩いていますが、レベルがあるのかいきなりどの動物でもペットにすることはできないようです。こちらもクイズ正解でペットにして、一緒に街を歩き回ることができます。
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感想
ゲーム感覚でAWSが学べるAWS Cloud Questでしたが、私が試してみた感想としては
- 1.学習⇒2.計画⇒3.実践⇒4.DIYの流れで課題の取り組みがしやすい。
- 解説が日本語で分かりやすい。
- 実際の開発環境を触りながら試せる。また環境が用意されている。
- ゲームはそれほど嵌らなかったです。。。
一番は実際にAWSの各サービスが触れることかと思います。
AWSをこれから触ってみたいという方や、資格取得を行いたい方には参考になると思います。ぜひ試してみてください!