アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)を実施してみた

先日、ITコーディネータのフォローアップ研修にてアクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)を体験いたしました。フォローアップ研修とは資格維持として必須で受ける研修であり、今回はITCとしてのコミュニケーション能力の向上という点が問われる内容となりました。

アクティブ・ブック・ダイアローグとは?

京都発祥の、本を分担し読み持ち寄る創造的読書法です。本の中からここがポイント!ここが大事というところを自分なりにまとめシェアする対話法となります。小説や漫画、報告書などでも実施可能です。

竹ノ内宗太郎氏によって開発され、読書が苦手な人でも本が大好きな人でも、短時間で読みたい本がよめる新しい読書法としております。

参考:https://www.abd-abd.com/

ABDのメリット

短時間での読書や個々で担当した内容をその人なりにまとめるため、様々な考え方があることに気づけるという点がメリットとして感じられます。そのほかには以下の通りです。

短時間で読書が可能

分担して読書をするため、参加する人数や本の内容によりますが、通常1週間かかるところを1日で行うことも可能です。

サマリが残る

担当したパートに対して、自分なりにその内容をまとめます。各パートにてそのサマリができあがってくるため、振り返ることも可能ですよね。また、ABDに参加していない人も要点を説明することができますよね。

記憶の定着率の高さ

読書の中でインプットし、発表するためにサマリを作ってアウトプットするため、通常の読書と比較して記憶に残りやすくなります。

深い気づきと創発

各パート事に自分なりのサマリを発表するため、他人の考えや感想を聞くことによって新たな気づきが生まれてきます。

コミュニティ作り

本1冊でABDに参加したメンバーとのコミュニティづくりに最適です。本のジャンルも問わずに実施するとコミュニケーションの幅も広がってきます。

そのほかにも多面的な成長や共通言語として同じレベルの知識を共有できるところもメリットといえます。

実施方法について

実際に研修でやった手順をご紹介したいと思います。

ABDの実例の共有

実際に実施したケースの紹介がありました。特に印象に残っているのはWell-beingについての書籍で実施した事例です。マンダラチャート上にまとめられていて非常にわかりやすい事例してした。(実施した資料をお見せできないのが残念です・・)

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引用元:

https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000880/

実施の流れの説明

1、アクティブ・ブック・ダイアローグ全体の流れの説明を行い、使用する本についての内容について、なぜその本をセレクトしたかの説明を行います。

研修で使用した本は【生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方】です。初心者にしては少し難しいテーマでした。

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引用元:

https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230807001/20230807001.html

2、全体のスケジュールの話になります。各パートごとに読んで、サマリを作ります。

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引用元:

https://www.abd-abd.com/
アクティブ・ブック・ダイアローグのマニュアルより

3、作成したサマリを順番に発表するリレープレゼンを行います。時間は2分くらいを目安に説明していきます。

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引用元:

https://www.abd-abd.com/
アクティブ・ブック・ダイアローグのマニュアルより

4、共有した内容から対話をして理解を深めていく

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引用元:

https://www.abd-abd.com/
アクティブ・ブック・ダイアローグのマニュアルより

まとめ

同じ本でも自分一人で読むのとABDによって体験するのでは、様々な角度からの気づきが得られました。特に、自分で読んだパートをプレゼン用として内容をまとめることが重要なポイントだなと感じてます。インプット⇒アウトプット⇒フィードバック⇒振り返りが大切ですね。これって家族でやってみてもいいですよね。ちょっと声かけてみようと思います・・。

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