楽天を始めて最初にする作業と言えば、商品登録になると思います。
ここを何も考えずに設定してしまうと、あとで大変手間がかかる事があります。
今回は前半のところの商品基本情報設定についてお伝えしたいと思います。
『商品管理番号』と『商品番号』?
商品管理番号は出来上がった商品ページURLの一部になります。こちらは必須になりまして、入力しない場合は楽天側で自動的に割り振られます。
しかも一度登録してしまうと変更ができないので、特に今後他モールの出店を考えている店舗様は、種別や色やサイズなど規則性を持って登録しておくことをおすすめします。
それに対して、商品番号は任意になりますが、こちらも登録をおすすめします。
商品を特定するためには必要になりますので、今後他モールの出店を考えている店舗様はどのモールに対しても同じ番号にしておくと管理が楽になります。
弊社で提供している在庫管理のシステムや自動化ツールも商品番号で認識します。
商品数が増えてから再度登録すると大変手間になるので登録しておきましょう。
『商品名』をつける前に考えること
やってしまいがちな商品名
これは楽天を始めたばかりの方がやりがちなのですが、商品名に自社名やブランド名を入れてしまう。
例:グリニッジ株式会社 新商品ワンダフル(仮ブランド名) 高品質 国産大人気
これは極端な例ですが、もはや何の商品か分かりません
笑い話ではなく、これに近いようなことが実際に行われています。
大事なのは、その商品のターゲットユーザーが探しやすい名前をつける事です。
もちろん自社名で検索される商品であれば、それを商品名につけるべきですが、
よほど有名企業でもない限り、やめた方がいいでしょう。
どうやって商品名を決めるのか
大事なのは売りたい商品を実際自分自身で検索してみることです。
楽天の検索では候補が表示されます。(キーワードサジェスト機能)
仮設定:自社製品で女性用の靴を販売 疲れづらいのが売り。
例:ここでは、『靴』と入力して(スペース)を入れる。
そうすると、ユーザーがよく検索するキーワード順に表示されます。
次に、今回の設定は女性用なので、『靴 レディース』で候補を探ってみます。
そうすると、『歩きやすい』というキーワードが上位に来ています。自社の売りに近ければ、それがユーザー側で使うキーワードなので採用します。
これを繰り返してみます。『靴 レディース 歩きやすい』で候補を表示。
自社の製品が『パンプス』だと仮定して最後に検索してみます。
『靴 レディース 歩きやすい パンプス』
ここに表示されている店舗が、実際にユーザーが検索するキーワードと求めている価値が近い店舗なので参考にして商品名を決めていきます。
もうひとつの要素キャッチコピー
キャッチコピーについては、PCとモバイルの2つの項目が用意されています。スマホから見ると検索表示に約30文字しか表示されないため、商品名も同様にですが、重要なキーワードから先に記載するようにしましょう。
今後はモバイルを意識
楽天のアクセスの半数以上がモバイルになってきたこともあり、楽天の検索結果も、モバイルでの分かりやすさを重要視してきています。
以前は、商品名にも販促的な文言を多く入れている店舗が多かったのですが、今後は販促的な文言はキャッチコピーに入れることを推奨しています。
下記は楽天のガイドラインに記載されています。
<キャッチコピー欄へ入力する文言の例>
- 雑誌掲載商品
- ○○賞受賞
- スマホケース スマホカバー スマートフォンケース スマートフォンカバー
- UV対策 UVケア 紫外線対策 紫外線カット
- 特殊文字、機種依存文字、「★」や「◇」などの意味を持たない文字は使用しない
- 英数字、各記号は、半角で入力して下さい。
- 各項目は、半角スペースで区切って下さい。
まとめ
慣れるまでは大変そうに見えますが、そこまでむずかしいことはありません。実店舗でもネットショップでも基本は同じで、ユーザー視点に立って考えるということだと思います。
SEO会社に依頼してやることも、基本的には今回の商品名とキャッチコピーを変えるぐらいなので、できることは自分でできるようにしましょう。
弊社では本当に手作業ではむずかしい部分をシステムで解決しています。
さまざまなサービスをリリースしていますので、ご興味あるかたはこちらもご覧ください。なにかの参考になれば幸いです。