最近、久しぶりに小説を読みました。
フィリップ・K・ディックの「電気羊はアンドロイドの夢を見るか?」というSF小説です。
タイトルが印象的で有名なSF小説ですね。
リドリー・スコット監督の映画「ブレードランナー」の原作としても有名です。
ブレードランナーは僕の好きな映画の一つなので、原作も読んでみようかな~と思って買いました。
あらすじは、核戦争により人口が減り、多くの生き物が死んでしまった地球で、火星から逃亡してきた複数体のアンドロイドを主人公のリック・デッカードが処理していくという話です。
作中でリック・デッカードはアンドロイドの感情的な部分や人間らしい部分を目の当たりにし、人間とは何か、アンドロイドと人間の違いは何かということについて苦悩します。
人間らしいアンドロイドという矛盾しているような存在によって、人間の価値観が揺れ動いていくところがおもしろいなぁと思いました。
僕も読んでいくうちに、ただ幸福を追い求めて生きていくことを望んでいるアンドロイドは、仕事という理由でアンドロイドを処理しようとしている人間よりも人間らしいのではないかと感じさせられました。
AIや人工知能というワードをよく耳にする今だからこそ、読んでみると面白いと思います。
フィリップ・K・ディックの小説、もっと読んでみたいなぁ。