WordPressのオリジナルテーマを作成するに当たり、前回までは元となるテーマを選んで子テーマにて改修する方法をお話しました。
今回は、完全に1からWordPressテーマをさくせいる方法と、スターターテーマについてお話します。
スターターテーマとは
スターターテーマ(別名プラグインテーマ)とは、WordPressの基本的なコードやテンプレートが用意されているブランクテーマのことを言います。
テーマの最小単位のみ用意されていると思ってください。
0から作る場合、ロジック部分となる基本的なコードなども自分で書かなくてはいけないのですが、スターターテーマを用いることで、すっ飛ばしてデザイン工程へすすめます。
また、WordPressテーマのファイルやディレクトリ構成を学ぶにうってつけです。
おすすめスターターテーマ3選
Underscores
Underscoresは拡張性が高くとても使いやすいスターターテーマです。
ウィジェットやメニューなども対応しており、テンプレート部分とCSS部分を書けばテーマを作成できる代物です。
特徴は、一切スタイリングが入っていないことです。
実はWordPressのスターターテーマはBootstrapやUIKitなどのCSSフレームワークを組み込んでいるものも多く、それはそれで便利だけど、CSSフレームワークは自分で選定したいときなどは、このUnderscoresを利用することをおすすめします。
Beans
Beansは、とてもシンプルなスターターテーマです。
読み込み速度が早く、SEOにも考慮された作りとなっています。
WordPressのSEOの勉強にも使えますね。
特徴は、CSSフレームワークであるUIKitを組み込んでいることです。
そのため、UIKitのコンポーネントを呼び出してスタイリングすることができます。
CSS設計が苦手な方は結構おすすめです。
手軽に作成という意味ではこちらが最も手軽かと思います。
Genesis
スターターテーマの話で必ず出現すると言っても過言ではないGenesis。
海外の有料ブランクテーマです。
国内外を問わず、WordPressデベロッパーからの評価が高く、子テーマも多数あります。
SEOの最適化とセキュリティ対策、拡張性の高さが人気の秘訣かなと思います。
専用のプラグインも開発されているくらい熱いです。
値段$59.95
これをどう捉えるかですね。
私も1度使ったことはありますが(少し前のバージョンです)、ソースは非常に勉強になりました。
専用プラグインが結構便利で、制作にかかる工数はかなり抑えることができますよ。
今回はスターターテーマについてご紹介しました。
スターターテーマは上記以外にもあり、それぞれ特徴を持っているので、要件に合うものを自分で選ぶことが大事です。
なお、更新が止まっているスターターテーマもありますので、きちんと更新されているのか、は必ずチェックしましょう。
それではよきWordPressライフを。