こんにちは、窪田です。
最近、「良い文章ってどのようなものだろう」と考えることがありました。
なんとなく文字の色や大きさを変えるとか、改行を入れるとか、見せ方をわかりやすくしたほうが良いことは理解できますが、言葉の使い方だったり、言い回しについてはどうするべきなのだろうと思っていました。
個人的に、言葉のプロといえば糸井重里さんが真っ先に思い浮かぶので、糸井重里さんが運営している「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトのエッセイのような文章を少し読んでみました。
読んでみて、まず感じたことは、ひらがなが非常に多いということです。
「本当」が「ほんと」になっていたり、「僕」が「ぼく」になっていたり、「普通」が「ふつう」になっていたり。
漢字で書かれていてもおかしくない言葉を、ひらがな表記にすることで文章全体の雰囲気が優しくなっていると感じました。
ちなみに、コピーライティングの分野では、漢字をひらがなにすることを専門用語で"ひらく"なんて言ったりするそうです。
次に感じたことは、優しい言い回しを頻繁に使っているということです。
「~だが、~けど」という書き方ではなく「~けれど」と書かれていたり、「おもしろかったな、おもしろかった」という表現を「おもしろかったなぁ、おもしろかったぁ」と書いている部分がありました。
このような書き方をすることで、硬い印象ではなく柔らかい印象を感じますし、「~なぁ」という表現で余韻が残るというか、しみじみとした趣のある文章になっていると感じました。
糸井重里さんの文章を読んでみて、言葉の使い方だけでも文章から与える印象をコントロールできることを再認識しました。
今回読んだのはエッセイのような文章だったので、このブログで糸井重里っぽさを意識しすぎるのは少し違う気もしますが、参考になる部分もあるのかなと思いました。
今後は読み手にどのような印象を与えたいか、というところまで意識してブログを書いていきたいです。
糸井重里さんといえば、ガキ使のバス釣りを思い出してしまうのは僕だけじゃないはず。