ネガティブな意味ではなく、書くということは実際に執筆している時間のほかに、書くネタを探す時間や、誰に向けて書くのか、何を伝えたいのか、どういう構成がいいのか、そもそも何のために書くのか、どこに掲載されて誰が見るのか、いつ読まれるのか、どれぐらいのクオリティーで書くのか、などなど、考え始めると考えることはたくさんあります。
各サービスのコラムを書くときや構成をつくるときに上記のようなことを日々考えるわけですが、他の仕事もあるので考えることにずっと時間を費やしてばかりもいられません。
そんな中で自分なりにですが書くことってなんだろう?と少しずつ培ってきた考え方や考えるポイントを今回は書いてみたいと思います。
【Why】なぜ書くの?書くことの目的ってなんだろう?
自分のメモでもない限り、書くということの目的は読んでもらうことであり、読んでくれる人に向けて書くということだと思います。
だからと言って今回の目的は、読んでもらうことです!といっても、それはあまりにも当然のことなので、それだけでは目的が決まっているとは言えません。
しかし、読んでもらうために書いているということを意識している人としていない人では、読み手に対する興味の差が出るのかなと思います。
読んでもらうために書くので裏を返すと、書いても読んでもらえないと意味がないわけです。
【Why】 今回 書くことの目的
書くことの目的は読んでもらうことですが、それは大前提なので、もう少し具体的に今回書くことの目的が必要になります。
通常今回の目的を考えるといった場合、この段階がスタートラインになることが多いと思います。
今回書く目的を考えるうえで重要なことは、誰に何を伝えたいのかということになります。
【Where】その前に、どういう場なのか ?
今回は誰に何を伝えたいのか?を考える前にもうひとつ考えないといけないことがあります。
それはどういう場なのか。そもそも書いたものが読まれるその場にはだれが集まっているのか。
話が戻るようでこれまたややこしくなりますが、その場自体の目的も存在します。
むしろ、場の目的の方が強い場合も多く、書く内容にも大きな影響を与えます。
メディアに掲載するのであれば、そのメディアの目的と大きくズレてしまうと場違いになってしまうわけです。
なので、今回書いたものはどういう目的を持った場に載るんだろう?ということを考える必要があります。
【Who&What】 誰に何を?はセットで考える
どういう場なのか分かると、誰に読まれるものなのか?の部分がずいぶんクリアになってきます。
そして【誰に】の部分がクリアになってくると、その人に【何を】伝えたいのかも具体的に考えやすくなります。
逆に、 【誰に】 の部分がぼやけたままで、 【何を】 書くのかを考えるのは非常にむずかしいです。
何を書けばいいのかわからない!という時は、たいがい 【誰に】 が明確になっていない=つまり場の目的も明確になっていないことが多いと思います。
【誰に】 が変わると、書く内容 【何を】 も変わるので、ここは切り離せない関係になります。
【When】いつ読まれるのか?
誰に何を伝えるか決まったら、いつ読まれるのかを考えておくといいかもしれません。
とくに時事ネタや季節に関することを書くような場合は考えていたほうがいいと思います。
また決まった時間に発信するようなコンテンツであれば、読み手のライフサイクルも影響してきます。
例えば昼休み中に発信する際は、長文だと読むのはしんどいでしょうし、気楽に読んでもらえる内容のほうがいいのかなぁなど、考えることも必要かもしれません。
読み手の背景も含めて考えようする姿勢が大切なのかなと思います。
【How】そしてどのように伝えるか
誰に何を伝えるかが決まれば、ここからはどのようにしたら伝わるのか、実際に構成やライティングといった作業に入ってきます。
例えばパソコンの新機種の良さを伝えたい!という場面でも、【詳しい人】に伝える場合と【詳しくない人】に伝える場合では説明の仕方もきっと変わると思います。
【詳しい人】には、他社とのスペックの違いやコストを切り口にしたほうがいいかもしれないですし、【詳しくない人】には、こんなこともできます。といった例のほうが良さは伝わるかもしれません。
【誰に何を伝えるか】が決まると、おのずと【どのように伝えるか】も見えてくると思います。
まとめ 5W1Hで考えよう
5W1Hで考えると分かりやすいのかなと思います。
なぜ書くのか?どこで書くのか?誰に読んでもらうのか?何を伝えたいのか?いつ読まれるのか?
そしてどのように伝えるのか。
もうひとつ重要だと感じるのが考える順序です。
急に何を書こうか?と考えても、【誰に】が分からないと【何を】の部分もなかなか出てきません。
自分も書きながらできていないことはたくさんありますが、日々精進していきたいと思っています、
ちなみに、今回は自分のメモ代わりに書いてみました(笑)