今回は異業種から来たデザイナーが日常を振り返って、
どういった考えをしているのか、プロセスで仕事をしているかをまとめてみました。
デザイナーの役割?
デザイナーというと何か「かっこいいもの」「おしゃれなもの」を作る
アーティストのようなイメージが少なからず持たれるようですね。
しかし、ほとんどの場合は依頼者がいるので
デザインは「問題解決」の手段である場合が多いです。
解決方法はWebだったり紙だったり最善のものを作ってみます。
前職でクライアントワークはデザイン提案して納得してもらう場面があることが多く、
「いい感じのデザイン」にプラスして説得するためのロジック整理が必要でした。
とは言えマーケティングのプロではないので
感情や情緒的な見えない部分も含んだ整理です。
実際の仕事をステップにしてみました。
●具体的な流れについて
- ヒアリング:クライアントの要望、条件の確認。
- 思考整理と順位づけ:入れたい項目を箇条書きにし、優先順位をつけてみる。
- 形式検討:優先順位をつけたものを魅せるにはどうするか適切な形式を考える。
- デザインのテイストの検討:クライアントのメッセージに合ったデザインのテイストを模索。
- デザイン作業:アイデアを形にし、デザインを完成させる作業。
デザインを作るぞ!というまでの過程が長いですね。
1~3はディレクターが担当してデザインに集中したり
立ち回りは色々です。
ちなみに相手の思ってることは基本として、
相手が思い込んでるものと別の所にセールスポイントがあるかもしれません。
前提がそれでいいのかな?と考えてみたりします。
意外とそれが話してくれた人も気づかない事が多く
採用してもらう場合もあったりします。
整頓して道筋を立てる
私が上記の考え方デザインを作るプロセスで
わかりやすかった書籍をご紹介します。
楽天やユニクロのロゴデザインで有名なアートディレクターの佐藤可士和さんは
デザイナーとは問題を抱えつつも、どこが悪いのかわからないお客さんを問診する
”ドクター”に例えています。コミュニケーションをとりながら問題の本質をを探っていきます。
ちなみにこちらの本はクリエイティブ関係にかかわらず整理の考え方に役立ちそうです。
普通のビジネス書と違う視点が見られるかもしれません。
「佐藤可士和の超整理術」
https://books.rakuten.co.jp/rb/7014904/
最後に
見えない部分の大変さ、考え方のまとめエンジニアの皆さんやどんな職種に
すべての皆さんにも当てはまる部分はあるのではないでしょうか…?
グリニッジではデザインの知見とシステム面の知見を両方持っている人も
多いので学ぶことが多いです。
インハウスデザイナーとなってもサービスの軸は理解しつつ、
なるべく客観的な視点を忘れずにやってみることが大切かなと思います。