仕事で誰もが使っているパソコン。プライベートでもパソコンを買ったことがある人が、多いと思います。いつも使っているパソコンだけど、いざ買うとなったら、どうやって選ぶか迷う人も多いのではないでしょうか?安くてスペックがいいのが欲しいというのは、皆さん同じだとは思いますが、スペックといっても、「スペックがいい」「スペックが悪い」とは、どこにも書いてないわけです。では何を見ればいいのでしょうか・・・?
私は、以前(といってもかなり前ですが)家電量販店で働いていました。その際、パソコン、カメラを担当していたのですが、その時に、教えてもらったパソコンの説明の仕方が、かなりわかりやすいので、ご紹介したいと思います。
パソコンの性能とは
パソコンは、様々なパーツから成り立っており、スペックといっても、いろいろな面でみることができます。その中でも、最も基本的ないわゆる「パソコンの性能」と言われる部分についての説明になります。以下の3つについての説明になります。
CPU
CPU・・・中央演算処理装置。データの制御や計算を行う
メモリ
メモリ・・・データを一時的に記録するパーツ
HDD
HDD(SSD)・・・データを記録するためのストレージ
わかるような、わからないような・・・という方もいるのではないでしょうか?私が、これらの説明をしていた時は、このような伝え方をご紹介します。
机で勉強する人を思い浮かべて
まず、机で勉強している人を思い浮かべます。
パソコンのパーツそれぞれは、以下の通り例えます。
CPU・・・頭の良さ
メモリ・・・机の広さ
HDD(SSD)・・・引き出しの大きさ
どういうことかといいますと・・・・
頭(CPU)がよければ、勉強は早いですよね。
机(メモリ)が広ければ、たくさんの教科書、ノートや参考書を同時に広げられます。
引き出し(HDD)が大きければ、たくさんの教科書やノートをしまっておけます。
スペックの違いでどうなるのか?
それぞれのスペックによって同パソコンの動きに影響するのかを例えます。
頭がよく、引き出しが大きいが、机が狭い場合
頭がよくて勉強は早く、引き出しにたくさんの教科書や参考書が入っているのですが、机が狭く、教科書とノートを広げたらいっぱいになってしまいます。なので、参考書を開きたい場合は、一度、教科書を引き出しにしまって、参考書を出して、机の上に広げないといけません。
逆に机が広ければ、教科書も参考書もノートも開きながら勉強できるわけなので、進むスピードも速くなるわけです。
頭がよく、机が大きいが、引き出しが小さい場合
この場合、机の上には、参考書やノートを並べられて勉強しやすいですが、引き出しが小さく辞書や単語帳が入らないというような感じです。もっと入れたいものがあるのに、すぐいっぱいになってしまうと困りますよね。
最後に
わかりにくいのは、CPUやHDDは、まだわかりやすいですが、メモリがわかりにくいですよね。パソコンを買いに来るお客様でもよく「たくさん画像を保存したから、動きが遅くなってしまった」などとおっしゃる方がいらっしゃいましたが、机での勉強を例に出して、それは、メモリ不足であることをお伝えしていました。
これはごくごく基本的な話ですが、なんとなく仕組みを理解しているとパソコンを選ぶときや、トラブルの際に役に立つのではないでしょうか?
そんなこと「知ってるよ!」と言う方も多かったと思いますが、「そうだったのか!」と思っていただけた方がいたら幸いです。