一日中PC作業をしていると、「目が疲れる…」と感じることがあるかと思います。特にテレワークが増え、自宅での作業環境を整える際の、照明環境の重要性や対策を考えてみました。
自分に合った照明環境で快適テレワーク
私は社会人になってからいくつかの職場で働いてきましたが、オフィスの照明が明るすぎて頭痛が起きることがよくありました。今、GREENWICHでテレワークをしている良い点の一つは、自分に合った照明の明るさを自由に調整できることです。
日中は部屋の電気を少し暗めにし、外の光を取り入れて明るさを調整しています。また、モニターライトを使ってモニターやデスクの明るさを調整しているため、光の強さが目の負担に大きく影響することを実感しています。
ちなみに私が使用しているデスクライトはBenQの「ScreenBarモニターライト」です。
モニタ-上に設置して場所を取らないのと周りの明るさで自動で調整できたり便利です。
モニターライト:https://www.benq.com/ja-jp/lighting/monitor-light/screenbar.html
そもそも基準ってあるの?自宅での作業環境整備
令和3年3月に改定された「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」によれば、室内の明るさは300ルクス(照度の単位)以上が望ましいとされています。
参照:厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」
※そもそも照度計測できない?と思ったらスマホのアプリで簡易的には測れるようです。
【疑問】日本は公共電気が明るすぎる?
ちょっと話は変わりますが、家の照明を調整するとオフィスと電車がすごく明るく感じます。(個人差があるので私の場合)一般的なオフィスの照明は約500ルクスの明るさの単位に設定されており、この明るさは書類の読み書きやPC作業には適しています。しかし、長時間この明るさにさらされると、目に負担がかかり、交感神経が刺激されてリラックスしづらくなることがあります。交感神経が優位な状態が続くと、仕事に集中できる反面、疲労感が蓄積しやすくなります。
① オフィスの照明
自然光に比べて蛍光灯やLEDの青白い光は特に刺激が強く、目の疲労を助長します。そのため、夕方になると目が痛くなったり、肩こりや頭痛の原因にもなります。
参照:一般的なオフィスの照度基準について
② 電車内の照明
電車内の照明も非常に明るく、照度は500~700ルクスに設定されていることが多いです。特に夜間の移動時、外の暗さとのコントラストが強く、まぶしさを感じやすくなります。この明るい照明は交感神経を活性化させ、眠りにくくなることもあります。
参照:https://www2.panasonic.biz/jp/lighting/plam/manual/plan/office/
夜遅く帰って寝付けないという方は気にしてみるといいかもしれません。
交感神経と副交感神経のバランスを整える
交感神経が優位となり、夜には副交感神経が優位になることでリラックスモードに入ります。しかし、照明が強すぎる環境に長時間いると、交感神経が過度に刺激され、夜になってもリラックスできない状態が続いてしまいます。その結果、目の疲れだけでなく、体全体に疲労が蓄積しやすくなります。
テレワークでは作業空間を自分に合った環境に調整できるのが大きなメリットです。プライベートな時間には、副交感神経を意識して照明を少し暗くしたり、暖色系の照明を使って落ち着いた空間を作ることが大切です。照明の調整で、心身のバランスにも気を付けていきたいですね。