相手の反応が変わる説明の方法

2024年がもう終わってしまいました。
ぎっくり腰で始まった1年で、体の老化をひしひしと感じる年でした。

仕事の面では、「相手が私の説明に興味を持っていない?」と思うシーンがありました。
その改善ができればと思って読んだ本について紹介させていただければと思います。

1.一言
2.実績
3.ビフォーアフター
4.特徴

一言


最初の一言がなければ、相手は「何の話をしているんだろう?」と理解してもらうことができません。
聞き手が話についていけるように、一言で分かりやすく話します。

悪い例:これからお伝えするのは、ショップオブザイヤーを獲得している店舗でも利用されており、累計導入社数も5000店を突破している…
良い例:弊社は楽天市場のレビューを増やすためのサービスであるらくらくーぽんを提供しています。
    累計導入社数は5000店舗を突破しており…

悪い例だとショップオブザイヤーの話なのか?といろいろと考えながら話を聞くことになります。
良い例のように最初に一言があるだけで楽天市場のレビューを増やすためのサービスだと理解できます。

実績


実績を話すことで「この話を聞いてみたい」と思ってもらうことができます。

悪い例:日本製のフライパンです。日本の職人が一つひとつ丁寧に作っております。熱が伝わりやすく、素材本来の味を…
良い例:日本製のフライパンです。予約で8ヵ月待ちの品薄状態が続いているフライパンです。人気の秘密は、日本の職人が…

あまり興味がなかったことに対しても実績がすごいから聞いてみようと興味を持つようになります。

ビフォーアフター


実績で相手に興味を持ってもらえたらビフォーアフターを話すことで、「これは自分に必要なこと」と話を聞く姿勢に入ってもらいます。
特徴より先にビフォーアフターの変化を先に話すことが重要になります。

悪い例:このコーヒーはブラジル産の豆を使っていて、ポリフェノールの量が一般的なコーヒーの1.5倍含まれており、飲むだけで痩せます。
良い例:このコーヒーを飲むことで痩せます。なぜなら、ブラジル産の豆を使っていて、ポリフェノールの量が一般的なコーヒーの1.5倍含まれて…

聞き手は思ってる以上にどう変化するのかを分からないことが多いので、まずはビフォーアフターを伝えることが重要になります。

特徴


実績を話して聞き手が「これは自分に必要だ」と思ってもらえたら特徴を話します。
特徴を選ぶ視点は2つあり、「ビフォーアフターを納得させる根拠となる特徴」と「他の製品との差別化を打ち出す」の2種類になります。
今回は後者を紹介してみます。

悪い例:開発3年かかった洗剤自動投入機能付きの食洗器です。
良い例:他社にはない、洗剤自動投入ができる食洗器です。

他の商品との違いをはっきりさせることで、自社の商品特徴が際立って選ばれやすくなります。


以上でご紹介した4つを取り入れつつ、相手の知りたいことに合わせて話をすることで、反応が変わってくるかと思います。
「コミュニケーションにおいて、主役は話し手ではなく、聞き手である。」
常にこれを意識することが重要だと感じた一冊となりました。

まだ他にもコツはありますが、気になる方は実際に本を手に取ってみてください。

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