この本は、37シグナルズの仕事ぶりを書いたベストセラー『小さな仕事、大きな仕事』の著者が、リモートワークについて深ぼって書いた『強いチームはオフィスを捨てる:37シグナルズが考える「働き方革命」』を改題、文庫化したもの。
2020年7月の発売なので、まさにコロナ禍を受けて文庫化したものなのでしょう。
単行本の方を過去に読んではいましたが、読んだ当時は、リモートワークをメインで会社を回すということをあまりイメージできず、現実味を感じることができませんでした。
今回、書店でたまたま見かけたので、購入して改めて読んでみたところ、以前の感想とは違って、何か答え合わせみたいな感覚を覚えました。
コロナ禍が一年を超え、弊社もリモートワークをメインとして業務を行っている状況が一年を迎えました。
この一年で実際に経験してきた、コミュニケーションの仕方、リモートワークの落とし穴、仕事スタイルなどが2014年の時点ですでに書かれていたことに驚きます。
日本の働く環境も大きく変わりました。セキュリティであったり、まだまだ課題点もあります。リモートワークに取り組んだけれど断念した、といった会社の話も耳にします。
幸い、グリニッジではリモートワークをうまく定着させることができたのではと思っていますので、この働き方を強みにして、もっと新しい働き方を作り出していこうと思います。