働き方、チーム・組織論 2022年後半に読んだ本

2022年後半も、いろいろと働き方とか、チームとか、組織とかの本を読みました。
いろいろ答えが欲しいなと本を読みつつ、なかなかたどり着けない日々であります。
結局は、できるところからやるしかないのかなと少しづつ取り組んでみたり、いろいろ試行錯誤して、うまく行ったり行かなかったり。

リデザイン・ワーク 新しい働き方

新型コロナによるパンデミックが起き、世の中にテレワークの機運が高まったのが2020年3月頃ですので、もうこのような状況が2年10ヶ月ほども続いていることになります。
そのような中、コロナ禍での半ば強制的な働き方の変革を含め、変化を振り返りつつ、まとめあげた本としてとらえました。

働き方はもっと自由であっていいと常々思っていますが、一方で、労働基準法という法律が日本にはあります。
また、情報セキュリティであったり、コンプライアンスであったり、気にしなければいけないこともたくさんあり、そのような中でどうすれば言葉通り自由な働き方を実現できるのか。
専門家の意見を伺いつつ、落としどころを探って行きたいと強く思っています。

「僕たちのチーム」のつくりかた メンバーの強みを活かしきるリーダーシップ

本の中に心に響く言葉がいくつもありました。
リーダーの最優先事項は「メンバー一人ひとりの強みを活かしきること」
ヒエラルキー型組織では、もう新しいものが生まれない
有事はfollow me 平時はafter you
社会はあなたがどう思おうが、確実にフラットになっていく

組織のリーダー向けの本であるとともに、メンバーも読んで納得できる内容だと思います。
実践的な内容の本ではありますが、フラット組織といったものがどういったものかご存じない方が概要を理解するための初めの1冊としても役立つ本だと感じました。

だから僕たちは、組織を変えていける ―やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた

組織は「お金視点」から「幸せ視点」へ
これからの組織は「管理」ではなく「自走」。
学習する組織 → 結果よりも学習を優先する価値観、知識を共有する仕組みづくり、対話重視(心理的安全性)
共感する組織 → 顧客や社会との共感や信頼を優先、現場が権限を持つ
自走する組織 → 社員自ら考え、協力し、成果を出す 非常に効果ある、ただし難易度高

時代は変わったのに、組織はどうよ、というテーマをコロナ禍以降よく目にするようになった気がします。
ティール組織やフラット化については以前からありましたが、コロナ以降、そこに取り組んでいるか否かが大きな違いになってくるのではと感じています。
世代論はあまり好きではありませんが、Z世代の価値観なども意識しておかないと、いろいろと時代に取り残されそう。

こうして社員は、やる気を失っていく リーダーのための「人が自ら動く組織心理」

「やる気」は個人の問題ではなく、職場の問題。
自走する組織を目指す中で、成功事例を取り入れてあるべき姿に向かうということよりも、優先順位として取り組むべきこととして、モチベーションを下げる要因を取り除くことが大切。

やれることからやるしかない。希望を持って頑張りたいと思う。

本を読んで満足したり、できるつもりになっても仕方がないので、残り僅かな2022年と、そして来る2023年も、引き続きいろいろと試行錯誤は続けて、より成果が出せる会社にしていきたいものです。

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