2022年12月に上級ウェブ解析士を取得しました。資格や試験内容について紹介させていただきます。
■目次
1. 受験のきっかけ
2.上級ウェブ解析士とは
3.上級ウェブ解析士の受験要件
4.上級ウェブ解析士の取得までの流れ
5. 合格基準
6. まとめ(感想)
受験のきっかけ
実務に活用できる点です。自分が行っている業務はシステム提案が中心となっており、システムで解決できない課題については、ほとんどこたえられないという弱点を克服したいと強く感じました。また、ITコーディネータのコミュニティで上級ウェブ解析士を取得されている先輩からのすすめもあり、受験しようと決めました。
上級ウェブ解析士とは
コンサルタントの卵、コンサルタントの入口に立てる人材
対象領域:オンライン・オフライン(主にデジタルを中心)
身につくスキル:戦略立案からKPI策定、施策の実行まで指示・管理できる多くのマーケティングフレームワーク、ビジネスフレームワークを使い、ウェブにとどまらないお客様の経営課題にまで踏み込んだKPIの設計から、データに基づいた根拠のある提案ができるようになります。
引用元:上級ウェブ解析士とは https://www.waca.associates/jp/course/swac/
ウェブコンサルティングとして必要なスキルを体系的に学べるカリキュラムです。
知識は学習することによって習得できますが、実務で活用する機会は限られていると思います。上級ウェブ解析士のカリキュラムは知識をつけながら、実践演習を同時に行えるところが特徴ではないかと思います。「知っている」から「できる」へですね。
上級ウェブ解析士の受験要件
上級ウェブ解析士の受験要件は、ウェブ解析士の資格を取得しておく必要があります。
上級ウェブ解析士の取得までの流れ
上級ウェブ解析士は通常の試験と違い、課題やレポート提出オンライン授業の参加が必要になります。またeラーニングによる講座の受講も必須です。
オンライン自主学習(eラーニング)
eラーニングプラットフォームmoodleを使用してオンライン講座の受講と課題提出があります。 上級ウェブ解析士で学ぶ内容の多くはここから学習します。課題提出もここから提出します。(課題提出は計10回)
事前課題・中間課題・修了レポートの提出
Day1までに事前課題の提出、Day2までに中間課題の提出、そして最後に修了レポートの提出があります。事前課題⇒中間課題⇒修了レポートは一貫性が必要です。
事前課題
外部環境分析・内部環境分析を実施した上で、自社の求めているクライアント(ペルソナ)を設定し、KGI/KSF/KPIを設定していきます。提出する課題は以下の通りです。
1、5Forces分析
2、クロスSWOT分析
3、NPS
4、ペルソナ
5、カスタマージャーニーマップ
6、ロジックツリー
中間課題
中間課題では、サイト上の数値をもとに改善計画を立てていきます。
1、ウェブマーケティング計画書
2、KPI設定シート(カスタマージャーニーマップをもとに作成する)
3、解析設計指示書(GTM指示書・Googleオプティマイズ設計指示書・Googleサーベイ指示書のどれか一つ)
3ですが、自分はGoogleサーベイを選びました。
修了レポート
事前課題と中間課題をもとにして、クライアントへ提出できるレベルのレポートを完成させます。作成する内容は以下の通りです。
1、3カ月全体レポート
2、カスタマー別月間推移
3、ウェブマーケティング改善提案
4、ウェブ解析提案
5、マーケティング解析
オンラインライブ授業(計2回)
事前課題と中間課題の後にオンラインライブ授業があります。この授業は出席が必須となり、内容は提出しているレポートのフィードバックが中心です。このフィードバックの内容より自身のレポートのブラッシュアップを実施します。
修了テスト
オンライン自主学習の内容から出題されます。こちらはオンライン上での受験となり、好きな時間で好きな場所から受験が可能です。
合格基準
まとめ(感想)
冒頭にも記載させて頂いた通り、上級ウェブ解析士の試験は知識をつけながら実践で活用できるという点です。これは他の資格ではなかなか体験できないことだと感じます。ただし、資格を取得したからといって現場ですぐに発揮できるかというとそうでもありません。知識は常にブラッシュアップしていき、経験値を実務で積み推進していくことが必要です。引き続き、自己のスキルアップを目指して取り組んで参ります。
■ウェブ解析士協会プロフィール
https://membership.waca.world/profile/wac50006094/?profiletab=custom_profiletab_5